こんにちは!ワクです。
朝日村もすっかり春が来て、周りの山もとてもきれいに色づいています。
今日もワクワクがとまりません。感謝です。ありがとうございます。
今回は前回の続きで田舎暮らしでの人付き合いの重要さです。
前回の記事はこちら。
前回は価値観が全く正反対の地元の人と移住者がどうやったら仲良く暮らしていけるのか?というところまで話しました。
都会では価値観が違う人と無理に付き合う必要はありません。
田舎ではそういう訳にはいきません。
価値観の違う人とも小さなコミュニティの中で一緒に生きていくのですから。
都会でも仕事でなら価値観の違う人とお付き合いをしなくてはいけない場面もあると思います。
気が重くなりながら我慢して、「これは仕事だから」と割り切ってその場をしのぐなんてことはよくある話です。
しかし、田舎暮らしのお付き合いは仕事ではなく、その地域で暮らしていくための大切なお付き合いです。
できれば気持ちよく、また会いたいと思えるお付き合いをしたいものです。
そこで僕が大切だと思うことは「エゴを捨てる」ということ。
移住者は田舎暮らしに理想を求めて移住してきます。
自分の価値観を体現できる場所として田舎を選びます。
僕たち家族も消費の循環から生産の循環にシフトしたくて田舎に移住しました。
「めんどくさいことをめんどくさがらずやる」をコンセプトに生活しています。
消耗品を使わず、できるだけ自分たちの手でDIYをする。
味噌や醤油などの調味料も自分たちで作る。
石油製品をなるべく使わない。
洗剤やシャンプー、リンスなども使わない。
などなど、挙げだしたらきりがないくらいです。
それらは自分たちが生きる上での大切にしたい価値観であり、目指したい生き方でもあります。
一方、その地域で生まれ育った地元の人はどうでしょう?
先に挙げた移住者のような価値観を持った人がいないとは言いませんが、ほとんどの人はそんなことに興味のない人です。
地域はそういう人の方がマジョリティです。そして、その地域で暮らしていくためには、そんな人に自分たちの価値観を理解してもらうことがとても重要です。
そして、その為に地域の様々な会や団体に参加、加入して、丁寧に自分たちのことを知ってもらうことが移住した先で楽しく暮らすコツだと思います。
小さなコミュニティとはいえ、いろんな考え方を持った人がいます。
ですが、誠意をもって、相手に尊敬の念を持って接すれば必ずよき理解者になってくれます。
自分たちの生き方、暮らし方にアドバイスをくれたり、助けてくれたりします。
そうなると田舎暮らしがとても楽しく充実したものになっていきます。
ただ、ここで間違えてほしくないのが、「理解してもらった」=「その人の価値観が自分たちと同じになった」ではないということ。
これを勘違いして自分の価値観を相手に押し付けてしまったり、相手の価値観を否定してしまう言動をするといけません。
これは移住したばかりの頃に起こりがちなトラップみたいなもので、受け入れられたと思って自分の主張をしすぎてしまい、相手を傷つけていることに気が付かないことがよくあります。
気が付けばなんだかよそよそしい、なんだか避けられてる感じがしたらアウトです。
田舎の人は思ったことを直接本人に言うということをあまりしない気がします。
そのかわり事実とは大きくかけ離れた噂はあっという間に広がります。
そうなると楽しいはずの田舎暮らしが全く楽しくないものになってしまい、「こんなはずじゃなかった」といった後悔の移住となってしまう可能性があります。
そうならないためには「エゴを捨てる」です。
自分の価値観が正しいと思うことは当然だとおもいます。
ただ、相手も自分の価値観を正しいと思っているのです。
しかもこっちは「よそ者」です。
そこを忘れずに謙虚な姿勢でお付き合いすれば、楽しい田舎暮らしを送れると思います。
今回はこの辺で。