田舎でなりわいを創る

田舎でなりわいを創る
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田舎で収入を確保するにはどうしたらいいのか?

こんにちは!ワクです。

今日の出逢いに感謝です。ありがとうございます。

今日は田舎でなりわいを創る話です。

移住するときに一番心配なのが仕事のことではないでしょうか?

僕も田舎へ移住した後、どうやって収入を得るのかをとても考えました。

田舎での暮らしを豊かなものにしたい。自分たちが望む形で生活していきたい。そう考えると田舎へ行って就職するという選択肢はありませんでした。

そもそも仕事がそう簡単にあるわけがない。自分の食い扶持は自分でどうにかするしかない。

田舎へ移住して三年間は国から給料が貰える「地域おこし協力隊」制度を使っての移住なので最初のうちは何とかなる。

問題はその後です。三年後、どうやって生活していくのか?

そんな時出逢ったのが「月3万円ビジネス」著:藤村靖之という本でした。

その本には月に3万円しか稼がないということが書いてありました。

「月に3万円ではとてもじゃないが生活できない」と僕は思いました。

「月3万円の仕事が10個あったら月収は30万円です。」と書いてありました。

苦しんで稼ぐのではなく、愉しく稼ぐ。そして、大事なのは支出の少ない生活モデルを創る。そうすれば月に20万円、15万円で生活できるかもしれないとも書いてありました。

しかも、月に3万円しか稼げないビジネスには競争は生まれない。

だから仲間と協力して進められる。みんなで生み出して、みんなで教えあう。

「分かち合いのビジネス」が実現できるかもしれない。

地域で循環させてその輪が少しづつ広がっていく。

そんな内容の本でした。

この本を「素晴らしい!」と思ったのは、全て「〇〇すればできます!」と書いていないところでした。全て「〇〇すればできるかもしれない」と書いてあるのです。

「アクションはした方がいい。でも、できるかできないかは自分次第だよ。できるために知恵を絞って、協力し合ってやっていこう。」と言われている気がしました。

ひとつの仕事で月に何十万も稼ぐことができれば、そしてそれが一生続いていく保証があるなら、それでいいかもしれない。

だけど、もうそんな時代は終わりを迎えようとしている。いや、もう終わっている。

そう思いました。

田舎へ移住して生きていきたいという思いも、そういう仕事のあり方が関係していることはわかっていました。

田舎で生きていくためのなりわいを創る。

その「なりわい」をどういうものにするか?何が僕にあるのか?何ができるのか?何がしたいのか?田舎へ行って使えるであろう自分の手持ちのカードをひとつひとつ確認していきました。

①自分たちの暮らしぶりを体感してもらう宿(ゲストハウス)を開く。

これは田舎へ移住する人たちの中でかなり多い選択肢だと思います。ゲストハウスブームですし、インバウンド政策で民泊や旅館業法の緩和などもあり、ものすごい量のゲストハウスが全国にオープンされています。

地域のコミュニティの場として、ゲストと地元の人が同じ屋根の下で楽しい時間を過ごせる場として、僕たち夫婦もゲストハウスをやりたいと思っていました。

②ゲストハウスと併設してcafe、barといった飲食店をオープンさせる。

飲食店は元々僕が飲食の仕事をしていたので、やりやすいと思いました。ゲストハウスに宿泊してくれたゲストの食事も提供できるし、宿泊代と飲食代の二つで月3万円ビジネスモデルが2つになります。

③藍染めや草木染めといった天然染料を使った染物事業

東京で暮らしていた時に染物のワークショップに参加し、化学染料を使わない染物に魅了されました。田舎に行けば染物の元となる草木はいくらでもある。しかもタダ!移住したら草木染めのブランドを立ち上げようと考えました。

田舎に移住する前に持っていた手持ちのカードは以上3つ。しかもどれも収入源として確立していない。今考えるとかなりリスクが高いと思います。

でも、当時はこれでいけると思っていました。

移住して4年。地域おこし協力隊として3年は給料を国からもらっていました。

その後1年は観光協会職員として1年間だけ固定給をもらって働いていました。

今年の4月から固定給が無くなり、完全にフリーランスとなりました。

カフェは1年前から開業していましたし、染物はそれこそ3年以上前からmitoというブランドを立ち上げ、いろんなイベント、マルシェに出店。そこそこには知られるようになってきました。レザークラフトも2年前から作品を販売しています。

いろんなことにチャレンジしていますが、収入はまだ不安定です。来月、再来月のことを考えるとドキドキします。

でも、そういう時に手を差し伸べてくれる人がいたり、仕事が舞い込んできたりするから面白いですね。

この4年間で創った地盤と人脈はかけがえのないものになっています。

その人脈や地盤があるからこそ、僕たち家族は田舎で生活していけてると思います。

田舎でなりわいを創るには、自分自身ができることを売ることとそれを後押ししてくれる仲間が必要だと思います。

まだまだこれから多くの試練があるかもしれませんが、お互いが支えあえる「分かち合いのビジネス」を生み出していけば、その輪が広がっていけば、愉しい田舎暮らしができるんじゃないかなと思います。

ブログを始めたのも少しでも田舎暮らしや移住、生き方について人の役に立てればと思ったのがきっかけです。

慣れないながらも続けていこうと思っています。

読んでくれてありがとうございます。

今回はこの辺で。

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